小説  Original Novels

いわゆる、「BL(ボーイズラブ)※」と呼ばれるジャンルの小説になります。

※男性同士のラブストーリーです。いずれも性的表現を含みます。ご注ください。


二度目のほうが甘いもの

「そのうちまた、食べられる日が来ますよ」

初めて入った洋菓子店で理想の味のカスタードプリンに出逢った愛沢薫は、それを作ったパティシエが高校のときの初恋の相手だった一歳年下の唐島隆司だと知って驚く。店に通い詰めるようになる薫だが、自分がスイーツライターをやっていることは唐島には明かせない。そんなある日、唐島が薫にあるお願いをしてきて……

極上のスイーツとともに味わう、十年ぶり二度目の初恋。

 

(強面の後輩パティシエ×毒舌の先輩スイーツライター)

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(約50,000字、原稿用紙150枚の作品です。)



嘘つきになれないパン・オ・レザン

「エロいことなんて考えてないくせに」

食品輸入会社に勤めるゲイの椎名唯吹は、営業先のパン屋を営む久住陽輔が焼くパンの味に惚れ込んでいる。仕事ではなかなか色よい返事をくれない陽輔に「恋人のふり」を頼まれ、うかうかと承諾してしまった唯吹。頑固で一本気で嘘のつけないノンケになんて惚れたら終わりなのに。

焼きたてのパンの香りって、どうしてこう、人を正直にさせてしまうのだろう。

(ノンケ強面の頑固パン屋×ゲイの食品輸入会社営業)

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(約38,500字、原稿用紙120枚の作品です。)



何度でもすれ違えない

「あのさ。俺たち、友達だった?」

事故に遭って最先端の再生治療を受けた木村万葉は、病院を出たところで同じ大学に通う友人の高遠直輝と再会する。治療の後遺症で直輝のことを何も覚えていない万葉だが、それでも、彼の隣は不思議と心地よい。

記憶を完全に取り戻してしまったら、この距離感は一気に崩れてしまうのだろうか。

どうしてもすれ違えなかった二人の、三度目の冬の物語。

(無口で謎めいた理系学生×記憶を一部失った映画好きの文系学生)

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(約37,500字、原稿用紙120枚の作品です。)




愛し、この夜

「時宏の、せい、だからな」

あれから二年。職場も家も共有するようになった聖冬と時宏。しかし、大学とカフェの仕事を両立しようと全力で頑張る聖冬を、一回りも年上の自分がちゃんと支え切れているのか、時宏は自信が持てない。さらに、愛情あふれる「家族」像に対しても彼なりの複雑な想いがあって。

シルバースプーン・コンプレックス』の二人の、その後のクリスマス・ストーリー。

(カフェのコーヒースペシャリスト×大学生)

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(約20,000字、原稿用紙約65枚の作品です。)



誘惑は誰の落ち度

「本当に惚れた相手はどっちだ」

カフェで見かけた彼は、恋人の浮気相手なのか?イラストレーターの厳原雅巳。英会話教室に務める浦河紘暉。そして、浮気性の編集者、秋田慶介。奇妙にねじれた三角関係は、胸の内の寂しさを揺り起こす。本当は独占したくてされたくて、なのにどうして。大人を装う意地っ張りな男たちの、不実な純情。

(甘やかせ上手の年下攻×強がり気質の美人受)

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(約39,000字、原稿用紙約120枚の作品です。)



恋愛不全細胞

「そんな簡単に…いらないとか、言うなよ」

大学で生命科学を学ぶ優等生の雨宮颯馬は、同学科きっての遊び人、相楽仁とひょんなことから親しくなる。奔放でつかみどころがなく、それでいて率直で情の深い仁に惹かれながらも、颯馬は自分が同性愛者であることへの罪悪感をぬぐいきれない。

迷子の染色体と孤独な遺伝子。恋をする心と欲望を感じる身体。人間は、自分が思っているよりずっと弱くて不器用で、でもだからこそ、きっと孤独じゃない。

(能天気遊び人系大学生×無愛想優等生系大学生)

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(約38,000字、原稿用紙約120枚の作品です)



You, Your, Yours

「我慢なんて…お互い、し飽きたろ」

教師を辞めた楓がカナダに留学してから四ヶ月、健斗はクリスマスのモントリオールへと飛ぶ。二人を隔てていた時間と距離は、互いへの想いを一層強めただけだった。

「俺だけの…楓」

雪と氷に覆われた北の街で、二人きりで過ごす聖夜。

 

藍より出でて』の続編です。

(元教え子×元英語教師・再会クリスマスストーリー)

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(約23,000字、原稿用紙70枚強の作品です)



Coming In , Coming Out

「ああもう…本当に」 

忙しくて疲れて、理解してもらえなくて落ち込んで、怖くて足が震えそうになって。些細なことでぐらぐらと揺れてばかりで。でも、きっと、うまくいく。この気持ちだけはいつも同じだから。 

 

石垣島を離れた透と篤志の、その後の物語。

(ライター&フォトグラファー×民謡唄者・歳の差)

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(約26,000字、原稿用紙約80枚の作品です)



星晴れの島唄

「歌ってなくたって、君の声は綺麗だ」

呑み込まれそうな深い闇の中で、その声に出逢った。

ライター兼フォトグラファーの田辺篤志は、仕事で訪れた石垣島で、八重山民謡を歌う謎めいた青年、高森透と恋に落ちる。

東京に戻る田辺と、石垣島にとどまる高森。海と過去が二人を隔て、空と想いが二人をつなぐ。

(ライター&フォトグラファー×民謡唄者・歳の差)

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(約98,000字、原稿用紙約300枚の作品です)